ニウエについて
ニウエは太平洋の真ん中に浮かぶ小さな島国で「ポリネシアの岩」という愛称で親しまれています。世界のミツバチを救う解は、ニウエにあるかもしれません。 ニウエは比較的孤立した環境にあるため、ミツバチにとって文字通りパラダイスです。ニウエのセイヨウミツバチ(イタリア亜種 Apis mellifera ligustica)は病気や寄生虫と無縁です。世界で受粉の要となっているこのミツバチが今も安全に隔離されているのは、地球上ではここが最後と考えられています。ニウエのミツバチは病気が蔓延するずっと前、1960年代にニュージーランドから導入されました。このミツバチにも、危機は訪れました。